5.ダイビングコンピュータの電池交換その1
(かなり古い内容なので、ここで取り上げるものは古い機種です。
より、新しい機種に関しては、「その3」をご参照ください。)
海外のあるサイトを見ていると、ダイコンの選択方法として、「自分で電池交換できるもの」という条件がありました。
なるほどなあと思った所で今回は、ダイビングコンピュータの電池を自分で入れ替えます。
対象機種は、もちろん自分の持っているものでして、SUUNTO SME-ML、SUUNTO FAVOR、アラジンプロの3機種となります。
(番外編で、アポロのナノ)
当然ではありますが、念のため、ここに掲載してある情報を元にご自分でやってみる場合は、「自己責任」でお願い致します。
ここに記載された内容は、私のわかる範囲での、もしかしたら間違った情報かもしれません。
素人ですので、悪しからずご了承下さい。
SUUNTO SME-ML
一番古いSME-MLは初のマルチレベルダイビングコンピュータで、それまではダイブテーブルがコンピュータに入っているだけだったんですね。
今ではこのマルチレベルが当たり前ですけど。
非常に原始的ではありますが、特に海外の無制限ダイビングなどではダイコンが必須なので、意外に手軽で役に立つモノです。
ところが、開けるとしたら回すしか他には何もないよなと思いつつ、結構固いモノだから万が一逆ネジ切ってあったら、壊してしまうと思ってバッテリーが切れたまま放置していました。開け方がわからなかったのです。
そこへ普通に回せばよいという情報を得、そのための工具も買ってきたので、今回試すことにしました。
![]() |
![]() |
||
このように電池が切れていて何も表示しません。 |
これが、今回買ってきた工具です。 コブラレンチとかいう名前だったと思います。 1,750円もしたのですが、探すと同じモノがずっと安く売っています。 例えば、ホームベルトレンチ。これは700円位。100円ショップにも400円位で このサイズのものがあります。 |
![]() |
![]() |
|
| 買ってきたベルト式のレンチを巻き付けます。 反時計方向に回すと、割と簡単に開きました。 |
写真はその内容物です。 右から、ネジが切ってあるカバー、透明のアクリル、パネル、Oリング、本体です。 |
下で紹介するSUUNTOのダイコンの古いバージョンであるせいか、樹脂で固めたりしておらず、回路はむき出しですので、水没するとオシマイです。
小さなネジ4本で液晶部分が固定されていますが、はずす必要はありません。
私はついネジを見るとはずしてしまうのですが、バッテリー交換には関係ありませんでした。
![]() |
![]() |
| 左側にSR44という一般的なボタン電池が2個 入っていました。 これを新品と交換すると、バッチリ復活しました。 写真の右上外にあるのが、取り出した SR44ボタン電池です。 |
最後に元のように、Oリング、プレート、 透明のアクリル、固定カバーの順に載せて ねじ込みます。 |
カバーをはずし、中の電池を替えるだけ。実に簡単な作業でした。
この後潜りに行って、最終確認をしました。何事もなく動作もOK。完成です。
アラジンプロ
次に古いのがアラジンプロです。
見ると、開けてくれと言わんばかりにバッテリー室と思しき形をした部分にフタがあります。
そこには二つの穴が開いていてどうやらそれを専用工具で開けるようになっているようです。
専用工具は持っていないので、左下の写真のような「専用工具」を作りました。
木にクギを2本打ち込んだだけです。手抜きでスミマセン。
これでフタを回して開けると右下のような半田付けしたバッテリーが出てきました。
バッテリーはAA(単3)型の3.6Vのリチウム電池で、半田付け用のタブ付です。その辺では売っていません。
![]() |
![]() |
秋葉原で探したのですが、結局いろんな電池を置いているラジオデパートの3階の稲電気で1,740円で買いました。(*下記参照もっと遙かに安く入手できます)左下の写真は電池を取り去ったところです。右下の写真は早速買ってきた電池で動作を確認しているところです。
![]() |
![]() |
買ってきた電池を半田付けし、元のコンパートメントに収め(写真左下)、フタのOリングにグリースを塗って、「専用工具」で回して出来上がり(写真右下)です。
![]() |
![]() |
耐圧テストはしないのか?しません。もっと値段の高いハウジングを開け閉めして耐圧テストして使う人がいるでしょうか?
Oリングを使って密閉している点は全く同じです。ストロボだって同じです。
それにしてもウワテック、半田付けなんかやめてくれ。その後100本以上潜っていますが、問題ありません。
尚、この電池の入手が結構難しいようですが、秋葉原で1個300円で売っていたりもします。
秋葉原の電波会館3Fの稲電機さんでは、1,700円位で売っていました。(2003円8月)
| tadayoshiさんから、貴重な情報を頂きました。(2003年11月) 電池なのですが、3.6VでAAサイズということにこだわると、入手が困難になりますが、要するに3.6Vの電圧を供給できればよい訳です。そこでtadayoshiさんは、秋月電子で売っている、1/3AAの3.6Vリチウム電池で交換なさいました。 |
![]() |
下が通常の電池、上が秋月電子で400円で売っている電池です。もちろん容量はその分減るのでしょうけど、結果オーライ。 Tadayoshiさんは、他に不細工な私の工具とは違って、非常に完成度の高い工具を作られました。うーん、こうも違うもんでしょうか? |
![]() |
![]() |
SUUNTO FAVOR
さて、次にSUNNTO FAVORです。
これはFUSIONやTUSA IQ400などのOEMもたぶん同じつくりをしているので応用が利くのではないかと思います。
私自身の体験ではありませんが、お寄せ頂いた情報では、ソリューションアルファもいけるようです。
ユーザが自分で開けないようにペンキ?が塗ってあり、はずすのに邪魔なのでホジホジして取って(写真左下)しまいます。
ネジを4本ともはずす(写真右下)と中身が見えます。電池のコンパートメントも確認できますね。
![]() |
![]() |
中身を見ると実は本体部分はシリコンか何かの透明樹脂で固めてあって、間違っても水没しないようになっています。
というよりこの部分は裏ブタとの間にOリングはありません。
常に水が入ってきているということです。
Oリングは電池室だけなのです。
さて、電池室から電池を取り出し、同じ店で買ってきた電池と一緒に記念撮影です。
ここで実は私は冒険しています。
本体に入っていたのは3Vのリチウム電池(1/2AA:単3電池の半分の長さのもの)でした。
しかし買ってきたのはより性能の良い3.6Vのものです。3Vのものはなかったのです。
しかし、電池が消耗しボルトがある程度下がっても動作するようにある程度マージンはあるだろうということと、機種によっては3.6Vが入っているという情報を聞いていたので、やってみることにしました。
この電池は同じく稲電気で2,020円でした。最近みかけたところ、1,400円位になっていました。(下記参照:もっと安く入手できます)
写真下の電池室以外はむき出しで透明の樹脂で固めてあります。つまり、水没しようにもできない状態だということです。水没するかもしれないのは電池室だけです。損するかもしれないのは電池だけ。 |
写真上の赤い電池が買ってきた3.6Vのリチウム電池で、下の黒い電池がオリジナルの3Vのリチウム電池です。大きさが違って見えますが、突起の長さの違いです。 |
作業自身はいたって簡単でまさに入れ替えるだけです。
閉める際には電池室のOリングが確実に中に入るよう、一方を押し込み、その反対側にはみ出るような感じ(写真左下)なので、Oリングを押し込みながら閉めます。
そのまま裏ブタを重ね(写真右下)、4本のネジを締めれば出来上がりです。
![]() |
電池室のフタの下にOリングがはみ出しているのがわかりますか?これを押し込みながら閉めます。 | ![]() |
![]() |
予想通り動作に問題はありませんでした。 これで安上がりに電池交換が出来ましたが、メーカー補償は受けられなくなりました。 まあ、でも電池交換するっていうのは1年以上使っている証拠ですし、水没でもすれば、修理代金はどちらにせよ取られるわけですから、私はたいした問題ではないと思っています。 また、同じような色のペンキで埋めておけばわからないんじゃないかと。 こちらも当然耐圧テストなんかしませんし、そんな設備も持っていません。水没して損するにせよ、それは2千円だということです。こちらも100本以上潜っていますが、その後問題ありません。 |
|
| ●追記:実はこの過程で600円位損しました。 ちゃんと確認しなかった自分がいけないのですが、AAの太さより若干太い単3っぽい、3.6V電池を秋月電子で200円で買ったのと、その近くの千石でカメラ屋で売っているようなCR2(3Vのリチウム)というちょっと見、1/2AAと思しき電池を400円で買ったことです。 どちらも太すぎて入りませんでした。皆さんはこういうミスしないように。 |
|
| APPOLO NANO(番外編from海坊主さん) | |
![]() |
私の友人の海坊主さんのネタです。 「7年間電池交換せず動いていたダイコンもとうとう電池切れ。 特殊工具を使えば、簡単に開いてしまいます。いたってシンプルな構造のため、あっという間に電池交換完了です。 」 |
![]() |
ダイコンはアポロのナノ。裏面のベルト押さえのネジを外すと金属プレートが現れます。 ここまではプラスネジのドライバーでOKですが、金属プレートは星型の特殊ネジなので、ホームセンター等で対応のドライバーを購入しました。4箇所の星型ネジを外すと金属プレートが外れます。 |
![]() |
中には3Vのボタン電池が入っています。CR3032という直径3センチ程の電池です。これは100均にはありませんが一般的な家電量販店などで買うことができます。 ざっとこんな感じで15分もあれば全て完了することができます。 |
●●●追記と豪傑な皆さん●●●
●くだまきごんべさんから貴重な情報が寄せられました。3.6Vのスントの方で使った電池ですが、もっと手に入りやすいです。これはMacintoshの内部電池に使われています。
くだまきごんべさんは新宿ソフマップ3号館で\980で入手されたそうです。
私も先日(2003年8月)秋葉原のソフマップで\880で購入しました。マッキントッシュ専門館の中古パーツ関連のフロアでした。
これならば全国のマック関係のショップで入手できそうですね。
私も言われてPowerMacintoshG4を開けてみたら、全く同じ物が入っていました。
交換して動くことも確認しました。
もちろん全部のMacintoshで同じとは限りませんので、G4用と言えば間違いないかも。
●沖縄のchuraさん(沖縄らしいですね)は、私が断念したカメラ用のリチウム電池(CR2)を電池室の方を削って、入れた(SUNNTOのFAVERタイプのダイコンにCR2を入れた)という豪傑です。これでchuraさん仕様のダイコンはいつでもバッテリー交換ができるようになったわけです。(2002年11月3日)
●ok_zoo_noさんもCR2を電池室を削って入れたそうです。みんな豪傑です。
●manabunさんの情報によると、形状の良く似ているSUUNTO COMPANIONはバッテリー部分まで例の樹脂で固めてあるそうで、交換できなかったそうです。(2003年8月)
●友人のダイコンTUSA IMPREXIIというやつのバッテリを交換しましたが、FAVERと全く同じでした。
●みえさんが、旦那様にSプロスクエアの電池交換をしてもらったそうです。SASのダイコンと中身が同じモノらしい?ショップに頼むと5千円ほどかかるものが300円だったそうです。
●海外のページで、ソリューションの交換を紹介しているページです。まあ、同じようなことを書いています。
http://www.dcordes.freeuk.com/suuntobattery.htm
千石電商のホームページ: http://www.sengoku.co.jp/
| 最近購入したMACの内蔵電池です。秋葉館で780円でした。全く同じ電池を稲電気では1,400円、ヨドバシカメラでは1,200円で売っています。後者はもちろんMAC関係の売り場の近くです。左はタグです。Mac用3.6V内蔵電池丸型CBT3.6Vと記載してあります。メーカーは周辺機器でおなじみの株式会社センチュリーとなっています。 | |
![]() |
![]() |
| ご参考までに、これまでみかけた電池の揃い踏みです。 一番右がFAVORに入っていた3.0V電池、 次に一時良く見かけたマクセルの3.6V、Solutionに入っていた3.6Vの青い電池、 一番左が最近よく見かけるMAC用の内蔵電池です。 形状の違いから、大きさが違って見えますが、全て1/2AAのリチウム電池です。 |
![]() |